「豊かで活き活きとした在宅生活には、何が必要か?」
(鈴鹿医療科学大学 保健衛生学部 教授 安井豊子)

第3回「健康長寿をかなえる住まいとは」
2017年7月18日 大阪大学中之島センター

特に都市において単身高齢者が増加し、単身高齢者が老化や疾病による認知症や障害を抱えながら地域での生活を続けることによって、社会的孤立が進むという問題に注目が集まっています。
単身高齢者の社会的孤立は、よりいっそう疾病や障害を悪化・重度化させていき、在宅生活を営む上で、人権の保たれた生活権を侵害します。適切な保健医療・福祉サービスの利用ができなかったり、悪徳商法の被害や孤独死などにもつながります。
このような背景のもとで、地域における日々の在宅生活を豊かなものにし、地域において人生の最後のステージを生き生きと暮らすにはどのように個人があるべきか、また生活・人生のステージでもある地域ではどのようなシステムが必要かをお話しします。